相談役日記
成功する塾長の意識・行動・考え方
開業して1年経つと、物件力(立地や広さ)・市場規模や塾長によって異なりますが、
だいたい生徒数50名80コマ(週1.6コマ)の塾になります。
しかし、2年目以降になると以下の3パターンに分かれます。
Ⓐ徐々に生徒が減る・・・20%
Ⓑ現状維持・・・40%
Ⓒ繁盛塾・・・40%
その差は、どこから来るのでしょうか。
ほとんどが塾長の意識・行動・考え方の差だと思います。
ノーバスは1対1の塾です。
生徒数50名だと、週に約80名の生徒が塾で授業を受けます。すなわち、のべ80名分の講師が必要になります。
成功の鍵となるのは、「講師の採用と育成」・「講師の継続」・「講師の紹介」です。
上記の3パターンの塾に当てはめてみると、
Ⓐの塾・・・講師が足りないと、授業の曜日もずらす
Ⓑの塾・・・講師が休んだりした時、塾長が代わりに授業をする。又は時間をずらす
Ⓒの塾・・・約束の通り、同じ講師で授業する
ⒶやⒷの塾長がよく言うセリフ
・講師の応募が来ない
・応募が来ても、採用できない
・採用しても、すぐに辞める
・出勤日以外、協力してくれない
・講師が授業当日に平気で休む
など。
塾長にアドバイスをすると、「でも・・・」と言い訳をされます。
繁盛しているⒸの塾ですが、常に応募が来るわけではありませんが、講師の事でそんなに苦労していません。
その差は何でしょうか。
①採用時に約束・ルールを守る人以外、絶対に採用しない。
塾長も約束・ルールを絶対に守る。
②50人80コマではなく、5コマ分多い、85コマ分の講師を用意する。
5コマ分の人件費は1コマ1,300円×5コマ×4週=26,000円です。
塾長の意識として80コマ分の授業だとしても、85コマ分の講師を用意してやっと正常に運転できると思う事が大事です。
26,000円の人件費をかけることで、塾長は塾全体を見渡すことができ、生徒・講師との接触回数を増やせます。
また、急な来塾や電話にも対応できる塾となります。
塾長が授業に入る塾で繁盛する事は絶対にありません。
26,000円の人件費かけることで10万円以上の利益をもたらすのです。
③明るく元気に挨拶をする・感謝する・謝る・褒める・励ます・心配するといったことを大事にする。
我々は特別な能力はありませんが、③においては誰にでもできることです。
繁盛している塾の塾長は、これを徹底しています。
ぜひ参考にしてください。