相談役日記

頭の痛かった話

日々のつぶやき
2015.03.27
石井正和

先週土曜日の朝9時30分の話です。

風邪気味で頭痛がひどかったため、
薬を買いに某ドラッグストアチェーンに行きました。

風邪薬を手にレジ前に立ったのですが、店員さんがまったく対応してくれません。
1人は品出し、もう1人は掃除をしているようです。

「すみません。風邪で頭が痛いので、この薬をください」
大きめの声で呼びかけましたが、二人ともキョトンとした顔でこちらを見るばかりです。

「すみません。これをください」
仕方なくもう一度声をかけてみました。

すると、「まだ開店前です。」と事務的な反応が。

店は普通に開いていて、駐車場も使えたので、てっきり営業中だと思ったのですが、
どうやら営業時間外だったようです。

営業時間に気づかなかった私にも非がありますし、
チェーン店なので、営業時間外で商品を売ることができないのもわかります。

しかしプロである薬剤師さんのこの事務的な反応には
正直びっくりしました。
薬を買いにくるお客が何のために来店するのか、考えたことはないのでしょうか。

サービス業を営んでいるものとしては、
「大丈夫ですか?」の一言くらいあってしかるべきと思います。

少なくとも、ノーバスの各校舎に生徒さんや保護者の方が時間外に来塾されても、
あのような対応は絶対にさせません。

薬を買いにくるお客が、体調がわるいかもしれないと想像することも、
塾に来る生徒が、何を求めているのかを考えることも、
同じことです。

繁盛する塾をつくるためのヒントは、世の中にいろいろあふれているなと
ぼんやりとした頭で考えた、頭の痛かった話でした。